資格取得でスキルアップを目指す
介護職でスキルアップを目指そう
介護士のスキルアップ
介護職には様々な仕事があり、それぞれの仕事に応じて必要な資格もあります。介護の仕事を今後も続けたいと思う人はスキルアップのためにも資格を取ることをおすすめします。また、資格を持っていると転職する時にも有利です。では、介護職のスキルアップについてご紹介します。
介護職員実務者研修と介護福祉士
介護士になるためには、最初に介護職員初任者研修で基本的な知識や技術を学びます。介護職員初任者研修でも介護士として働くことができますが、より介護士としてのスキルアップを求めるのなら、介護職員実務者研修を受ける必要があります。介護職員実務者研修は、介護職員初任者研修より医学知識や介護技術、社会福祉制度に関する知識など幅広く学びます。そのため、10日前後のスクーリングが必要ですが、その後国家資格である介護福祉士を目指すのなら取得しておかなければいけない資格です。国家資格である介護福祉士へキャリアアップを望む場合は、実務経験が3年以上あり、6カ月以上の実務者研修を修了していることが条件になります。
介護支援専門員(ケアマネジャー)
国家資格である介護福祉士は介護のスペシャリストですが、さらにスキルアップを望む人は介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を取得しましょう。介護支援専門員の資格を持っていると、要介護認定の書類作成や申請代行ができ、さらに介護を必要とする利用者とそのご家族に対し、適切な介護サービスの計画を作成やプランの見直しができます。介護福祉士は利用者にとってとても重要な存在になります。しかし、ケアマネジャーの資格取得には、5年以上の実務経験が必要になります。
介護職の資格
介護職員初任者研修、介護職員実務者研修、介護福祉士、介護支援専門員とスキルアップの方法を紹介してきましたが、介護職にはまだ他にもスキルアップできる資格があります。それは、社会福祉士と関連が深く精神に障害がある方を対象に支援できる精神保健福祉士です。その他にも、介護を必要とする人の生活をサポートする移動介護従事者(ガイドヘルパー)、高齢者や障害者が普段の生活の中で自立し健康な生活を送れるように住環境を提案する福祉住環境コーディネーターなどがあります。今後自分が介護職でどのように働きたいかを考えて資格を取りましょう。介護の仕事内容と資格の取得について分かりやすく紹介してくれる本があるのでおすすめします。
「福祉・介護の資格と仕事 やりたい仕事がわかる本」は、幅広い介護や福祉の仕事を、資格の種類や取得方法、働く場所や対象など個別に紹介しています。 |