介護職が転職するときの求人情報の注意点

介護職を極めろ!

転職先探しの際の注意点

失敗しない求人情報の見方

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求人情報のチェックポイント

転職を考え求人情報をチェックする時には、自分に必要な箇所だけチェックしてしまいますが、必ず気をつけてみるポイントがあります。そのポイントを見逃して申し込んでしまうと、後で失敗したなと思うことがあります。時間が無駄にならないために、気をつけるポイントを紹介します。

給与、昇給、賞与をチェック

給与はだれもが一番気になる部分なのでチェックすると思いますが、ここで見落としてしまうのは手当の欄です。給与は基本給を少なくして手当で調整している場合があります。手当で調整している理由は、残業手当やボーナス、退職金、年金はすべて基本給をもとに算出されているからです。そのため、手取りが希望通りでも、ボーナスは基本給から算出されるため、思っていたよりも少ない場合があります。次は残業手当4万円分などすでに金額が決まっているみなし残業です。この場合は1時間の残業でも4万円支払われますが、50時間でも同じ4万円になるので、面接時にしっかりと確認が必要です。その他、資格手当や夜勤手当がある場合は金額をしっかり確認しておきましょう。特に夜勤手当は、施設によって金額の差が激しいです。また、昇給や賞与の欄に書かれているのは昨年度の実績がほとんどです。施設の業績によっては、自分が勤めた時には書かれていたとおりに支払われない場合があります。

開業年数、事業内容、従業員数

施設の開業が長ければ長いほど業績も安定し環境が整っています。しかし、最近は開業1年や2年のところが多く、その場合はまだ試行錯誤している場合があり、入職してもいろいろなことを任され、残業が多く休日出勤があるなど大変な思いをします。また、介護業界では訪問介護と老人ホームを一緒に経営しているところもあります。病院でも育児業務など色々と経営している会社の経営は危ないと言われます。それは、一つの会社で出した赤字をもう一つの会社が穴埋めするため、幅広く事業展開しているところは注意が必要です。そして、従業員数が少ない施設も注意が必要です。求人票の従業員数とホームページの従業員数の数を必ずチェックして確認してください。大きく違う場合はきちんと管理ができていない施設で、過度な労働があるかもしれません。

試用期間

多くの施設では試用期間があり、大体3ヵ月が基準となっていますが、施設によっては試用期間が6ヵ月や1年になっていたり、試用期間は3ヵ月ですが、2年間は契約社員で正社員になるのは3年目からという施設もあります。試用期間や雇用制度もしっかり確認してください。

これから介護職を目指す方へ

人と接することが好きで、思いやりや忍耐力がある人は介護士の適性があります。他にも介護には体位交換などで何人もの人を抱えることが多いため、体力のある人が向いています。